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震度6~7程度の揺れでも倒壊しない!?新耐震基準とは?
  みなさんこんにちは^^!     日本は言わずと知れた地震大国であり、 日本中どこに住んでいても、いつ大地震に見舞われるかわかりません。   c6d2fac343d443a61f75195fc8e7cac1_s       昭和56年以前の旧耐震基準と、 それ以降の新耐震基準では、どのような違いがあるのでしょうか?   南海トラフ地震等で、新耐震基準なら倒壊しないで、 旧耐震基準の場合は倒壊するのでしょうか? 耐震基準とはどのようなものなのでしょうか?   耐震基準は、建物が地震の震動に耐え得る能力を定めるもので、 関東大震災の次の年の1924年(大正13年)に、 世界に先駆けて日本で施行されました。 1981年(昭和56年)に耐震基準が大きく改正され、 新耐震基準が誕生しました。   新基準では、地震による建物の倒壊を防ぐだけではなく、 建物内の人間の安全を確保することに主眼がおかれ、 旧基準の震度5程度の地震に耐えうる住宅との規定は、 新基準では『震度6強以上の地震で倒れない住宅』と変わりました。   旧耐震基準の建物は中地震に耐えるように設計されていましたが、 大地震に対するチェックはなされていません。   一方で、新耐震基準以降の建物は、 中地震に対して損傷しないことに加えて、 大地震に対して倒壊しないことや、 平面と立面的にバランスよくすること等が要求されています。   それでは、新耐震基準を満たしていれば、 今後発生が予想される東海地震等に対しての耐震性は十分と言えるでしょうか?   いいえ、耐震基準はあくまでも現時点の 知見と技術レベルに基づいて決められた最低ラインに過ぎません。 地震は複雑な自然現象なので、建物が絶対に安全ということは言えません。   新耐震建物と旧耐震建物の差は被害程度と被害確率の差です。 例えば、阪神・淡路大震災の被害状況を見ると、 旧耐震の建物は30%弱が大破以上の被害を受けたことに対し、 新耐震の建物は数%にとどまっていました。   _U6A7774-2           どこに住んでいても、確実に地震が来ないとは言い切れないので、 より高い耐震性能を確保しておく必要がありますね。

2016年8月24日12:00|カテゴリー:ブログ