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注文住宅を鉄骨で建てる際の、メリット、デメリットとは?

みなさん、こんにちは!

鉄骨造は、木造に比べて間取りの自由が効き、
後からのリフォームにも対応しやすいので、
デザインを重視していたり、
将来的なリフォームを視野に入れていたりする方にとっては、
メリットのある工法だと言えます。

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木造と比べて鉄骨造は「耐力壁」に替わる構造体が大きな力に耐えられるので、
家の中に設ける壁の制約が少なくてすみます。
これは「どういうことか」と言いますと、
木造に比べて「間取りの自由が利きやすい」ということです。

また鉄骨造では「耐力壁」に替わる構造部分にも、
大きな窓を設けることができるなど、
ご自分のイメージに沿った住空間をデザインできるということは、
一つ大きなメリットとして挙げられるかと思います。

つまり、家のデザイン的な機能を重視する方や、
将来的に大規模なリフォームを見込んでいる方にとっては、
鉄骨造の家は魅力のある家と言えるかもしれません。

しかし鉄と木を比べたイメージからか、
「鉄骨の方が木造よりも地震に強い」と考えている方もおられるかと思いますが、
これは「これから建てる家」に限って言えば、単純にそうとは言えません。

同様に火事についても一般的に「鉄は燃えない」というイメージがあるため、
木造よりも強いように思われがちですが、
実際の火事では建物だけではなく、
家の中にある家具なども燃えますので、
一概に「火事に強い」ということはできません。

続いて、鉄骨造の大きなデメリットとして、
鉄は木に比べて熱伝導率が高いということがあります。
これが高いということは、「断熱性が低い家」になりやすいということであり、
簡単に言えば、断熱をしっかりしなければ「夏は暑く、冬は寒い家」になるということです。

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さらに、熱伝導率の高い鉄骨を多く使った家では、
結露が起きやすいという問題もあります。
中でも家の見えないところで起こる「内部結露」は気づかない間に、
建物の柱や土台をむしばんでいき、
放置すれば非常に恐ろしいので、
細心の注意が必要だと言えます。

2018年3月2日12:00|カテゴリー:ブログ