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注文住宅の天井断熱のメリットとデメリットは?

みなさんこんにちは^^!

住居断熱の1つの方法として、「天井断熱」というものがあります。
天井断熱とは、文字通り天井部分に断熱材を使用するなどして、
外部から入ってくる熱をカットする方法のことです。
天井断熱を選ぶメリットとして挙げられるのが「断熱材の厚さに制限がない」という点です。
屋根に断熱材を付ける場合、施工できる断熱材の厚さには限界があります。
天井に断熱材を使用する場合はたくさんの断熱材を使用でき、高い断熱効果を期待できます。

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また、天井断熱を選ぶメリットして「経済的」という点も挙げられます。
屋根に断熱材を施工するよりも、小さな範囲に断熱材を使用するため、リーズナブルに施工しやすいのです。

しかし、天井断熱を選ぶことはデメリットもあります。
その1つが「小屋裏の空間を利用できなくなる」という点です。
小屋裏には断熱材を敷き詰めてしまうため、スペースはなくなってしまいます。
ロフトとして使用できなくなるため、居住スペースが狭い場合には不向きと言えるでしょう。

屋根断熱は、小屋裏の外側にある屋根に断熱材を取り付ける方法です。
断熱材を設置する部分が小屋裏の外になるため、
収納スペースやロフト部分を確保しやすいというメリットがあります。

また、屋根断熱を選ぶもう1つのメリットとして挙げられるのが「暑さ対策に有利」である点です。
天井断熱の場合、小屋裏部分まで熱がこもりやすいことから2階部分が熱くなりがちです。
屋根断熱を選ぶことによって、小屋裏が輻射熱の影響を受けにくく2階を涼しく保ちやすいのです。

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一方、屋根断熱のデメリットとして挙げられるのが「施工費用が高くなりやすい」という点です。
断熱材を敷き詰める面積は、天井より屋根のほうが広くなります。
また、外張り屋根断熱を選択する場合は、高価な発泡プラスチック系の断熱材を使用しなくてはなりません。
断熱材に使用できる厚さにも制限が出てしまうため、より断熱効果の高い素材を使用する必要があるのです。

 

2019年12月30日12:00|カテゴリー:ブログ