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注文住宅に気密性は必要?

みなさんこんにちは^^!

なぜ住宅の気密性が必要になるのか、
不思議に思う人もいるでしょう。
その理由はさまざまありますが、
第一に挙げられるのが、
「省エネルギーで室内の温度を快適に保つ」という点です。

気密性が低いと外気が室内に侵入しやすくなり、
夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。
冷暖房を使っていても十分な効果が得られず、
電気料金までかさんでしまうでしょう。
この点、高気密住宅であれば、
室内の空気が漏れにくく外気も侵入しにくいため、
省エネルギーで快適な住環境を維持することができるのです。

住江邸9


第二の理由は、「断熱性能の低下を防ぐ」という点です。
断熱材はあくまでも室内と屋外の気温差を維持するためのものであり、
風を防ぐためのものではありません。
グラスウールのような断熱材は線状をしているため、
隙間があれば風を簡単に通してしまいます。
これでは、せっかくの断熱性能を活かすことができません。
気密性を高めると風そのものをシャットアウトできるため、
断熱材が本来の性能を発揮できるようになります。

住江邸7


第三の理由は、「壁の中がびしょ濡れになるのを防ぐ」という点です。
冬場は室内と外気の気温差が大きくなるため、
室内の湿気が結露しやすくなります。
住宅に隙間が多いと室内の湿気が壁の中などに流れ出て、
壁の内側で結露してしまうケースもあるのです。
壁の中は普段目に見えないため、
放置し続けた結露によってびしょ濡れになってしまいます。
すると建材が腐ったりカビが生えたりして、
住宅の老朽化が進んでしまうのです。
気密性が高ければ、室内の湿気が壁の中へ流れていってしまう心配もありません。 

 

2019年1月28日12:00|カテゴリー:ブログ