みなさんこんにちは^^!
一般的な住宅であっても、
構造計算書が必要なケースもあります。
木造3階建てや、鉄骨造、
鉄筋コンクリート造の住宅では、
構造計算書が必要です。
これらの建物は、
構造計算適合性判定を受ける必要があり、
確認申請の際に構造計算書の提出が求められます。
構造計算書の作成にあたっては、
許容応力度等計算、
保有水平耐力計算、
限界耐力計算、
時刻歴応答解析などの、
精密な構造計算が必要です。
構造計算は、
構造設計一級建築士の有資格者のみが行うことができ、
その数も多くはありません。
住宅をメインにしている設計事務所や工務店などが、
社内に構造設計一級建築士を置くことは、
ほとんどないのが実情です。
そのため、構造計算書が必要な場合には、
構造設計を専門に行う外部の、
構造設計事務所に委託するのが、
一般的になっています。
構造計算書はA4用紙で、
100枚以上になることも珍しくありません。
構造計算を行う設計事務所にとっても、
建築確認審査機関にとっても膨大な作業量になります。
構造計算の費用は高いといわれますが、
これはそのような実情があるためです。
2018年12月6日12:00|カテゴリー:ブログ