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注文住宅で困る窓の配置!
  みなさんこんにちは^^!     夢が広がる注文住宅の設計。 理想を描きやすいリビングやキッチンと違って、 窓のことってあまり考えないし、分らないことが多いのです。   img_ldk09_2           しかし実際に家が建ってみると、 失敗したー、と感じるのも「窓」が多いのです。   だからこそ、プランニングの 初期段階から検討することが大切です。   窓のサイズや取り付ける位置を考えるのは、 とても骨のおれる作業です。   日光の入り方は季節によって異なりますし、 隣家との窓の位置関係やプライバシーの問題、景観の見え方まで。 考えはじめるときりがありません。   だからという訳ではありませんが、 最近増えたのが、大開口の窓の家です。 道路側は一面が窓というような家や、 バルコニーは全面サッシュといった例が多くなっています。 しかし、窓が広ければ開放的とは限りません。   特に都市型の住宅の場合、 窓の大きさと開放感は、必ずしも比例しません。   プライバシーが守れなかったり、 不快な西日が入ってくると、 結局はブラインドやカーテンで閉め切ってしまうこともあります。   適切な場所に、適切な大きさの窓があることが大切です。 窓は日光や景観、風などを、上手にコントロールする装置なのです。   窓の配置を考えるときのポイントは、 「上・下・縦・横」の組み合わせです。   「上・下」は、窓を取り付ける位置が上か下かで、 「縦・横」は、窓の形が縦長か横長かです。 これを上手く組み合わせることで、メリハリのある窓ができます。   また窓の取り付け位置は、外観のデザインを大きく左右します。 窓の位置を内装の都合だけで考えてしまうと、 外から見たときに窓がバラバラに見えて、 デザインが台無しになることもあります。 すっきりと見せるためには、 窓の上端の位置を揃えるといいといわれています。   img_exterior03_2                                       そして1階の小さな窓には、面格子を付けると防犯に役立ちます。 ただし面格子のデザインは、 外観の印象を大きく左右しますので、注意して選びましょう。

2016年9月22日12:00|カテゴリー:ブログ