天井が高いと視覚的な空間が広がって実際の間取りよりも広く感じられます。
確かに頭上に迫った低い天井が圧迫感を生むのに対して、吹き抜けは屋内に居ながら
にして解放感を味わえるという利点があります。視覚の一点に絞ればメリットのほうが大きいです。
しかし、生活上の運営コストを考えた場合、安易に高い天井の家を作ってしまうと
「失敗した」と後悔することも少なくありません。特に冬場の暖房費は嵩みます。
温かい空気は上昇するので、かなり暖房費を使っても人が実際にいない天井に
温まった空気が溜まってしまい、なかなか生活環境の高さまで温かい空気が下りてこないのです。
もちろん天井にシーリングファンを取り付けることでこの問題はある程度解決できますが、
シーリングファンを回し続けるにもやはり電気代などのコストが発生します。
毎日の生活の場なので、視覚的な満足感も大切ですがそれが生活運営コストとバランスが取れているかを考えることも重要です。
2014年3月13日13:04|カテゴリー:What's new!、ブログ