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日当たりの良い注文住宅を作る為には隣との距離はどれくらい必要?

 

みなさんこんにちは^^!

家づくりの基本が『日当たりの良い家』だということは、
みなさんも望まれるところだと思います。
そんな“日当たりの良い家”を建てることが出来る土地を選ぶ為には、
お隣の建物の高さと距離を確認して、
冬の日射角度と照らし合わせて、
冬季の日照範囲を確認することが重要です。

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今回は、注文住宅を建てる際に、
日当たりの良い家にするために最適なお隣との距離について、
お伝えしたいと思います。

夏の太陽は高く、冬の太陽は低い。
ということは、みなさんもご存知のとおりですが、
しかし、それらの角度までは忘れちゃっていますよね。
冬至の太陽の角度が約30度で、
春分・秋分が約55度、そして夏至が約80度です。

南側のお隣に2階建ての家が建っていると仮定した場合に、
その南隣の家から何メートル離して家を建てれば、
冬の直射日光を受けることが出来るのでしょうか?
なんと!約10mも必要になるのです。

南隣の家から10m距離をとって家を建てようと思うと、
北向きの土地や西向き、東向きの土地の場合、
80坪ぐらいの土地が必要になり、
あまり現実的ではありませんよね。

現実的に、南隣の家から仮に4m離して家を建てた場合、
冬至の太陽の高さだと、南隣の家との距離が4mだった場合に、
2階の窓には暖かい冬の直射日光が差し込みますが、
1階の窓は完全に日陰になってしまいます。

南側の建物との距離が離れていくほど、
寒い時期の採光と防寒は有効になる訳ですね。
冬の時期に1階のダイニングやリビングに、
暖かい日差しが差し込まないのは、ちょっと困りますよね。

そんな場合にはキッチンやダイニング、リビングを2階に上げて、
1階には個室を配置する『逆転プラン』や、
1階のダイニングやリビングの天井を吹き抜けにして、
2階の窓からの採光を1階に落とすプランが有効になります。

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距離をとることが難しい場合でも、
間取りで解決することも大いにありますので、

諦めずに、相談してみてくださいね。

2017年3月22日12:00|カテゴリー:ブログ