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旗竿地の土地購入!メリットとデメリットは?

みなさんこんにちは^^!

形状の悪い土地の代表格に旗竿地があります。
旗竿地の一番のメリットは、形の悪さゆえに安く購入できるという点です。
建物の建つ部分が道路よりも奥に入っているため多くの場合は静かです。
また、評価額が低いということもあって、固定資産税も安くなります。

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一方デメリットは、竿の部分の幅に使い勝手が左右されやすい点です。
竿が細いと通路にしか使えないのに、その部分の固定資産税も納めなければなりません。
竿の部分の幅が十分にあるときは駐車スペースとして使うことができますが、
ギリギリ車が停まるくらいの幅の場合には注意が必要です。
外構に道幅を取られてしまって、結局購入後に車を停められないことがわかったということもあります。

竿部分の奥行きがあると、通路にしか使えないのに、
固定資産税がかかってくる部分が多くなります。

プライバシーも保たれにくく、風通しも悪くなる傾向が見られるため、
よほど立地など他の条件がよい場合でなければ購入はあまりお勧めできません。

購入価格を考えると魅力的に見える旗竿地ですが、
購入する前に気をつけるべき点があります。
間口が広く、車を十分置けるだけの幅や奥行きがある場合でも、
ライフラインが通っていない場合は、工事費が割高になるので注意が必要です。

新築の際、ガス管や水道管、送電線などのライフラインは、
公道まで来ている管や線を家屋に引き込む工事をします。

旗竿地の場合、公道からの距離が遠くなるほど工事費が余分にかかります。
せっかく土地代を安く購入したつもりだったのに、
余分にかかった配管工事費のせいで結果的に高くついてしまったということもありえます。
また、竿部分の幅が狭いと新築工事の際の重機が入れないということもありえます。
トラックを横付けできず、手で建材などを運び入れることになると、
作業員の人件費が余分にかかるかもしれません。

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家を建てた後の引っ越しの際も、
遠くにトラックを停めて荷物を運び込むことになるため、
料金が割高になる可能性があります。
細かい部分で少しずつ損をしていくと、
土地を安く購入した意味が無くなってしまうこともありますから、
本当に得になるのか事前にシミュレーションしておきましょう。

 

2019年10月14日12:00|カテゴリー:ブログ