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住宅ローンと火災保険の関係性とは?
  みなさんこんにちは^^!     住宅ローンとともに、 住宅購入の際に任意加入する火災保険ですが、 火災保険とは、火事や台風、水漏れなどによる 損害を保証する保険です。   29_img_list03_2             日本は木造家屋が多いため、 いざというときには火災の被害が大きく、 失火者に全ての責任を負わせるのは 難しいとの理由から、重大な過失がない限りは 失火者に責任を問うことができないと 「失火責任法」により定められています。   つまり、もらい火(類焼)によって 家が燃えてしまった場合でも、 自分の家は自分の保険で再建しなくてはなりません。   かつての金融機関では、 住宅が火災などによって滅失した場合でも、 住宅ローンの残金を回収できるように、 火災保険の保険金請求権等に 質権を設定することが融資条件に加えられていました。   しかし最近では、質権の設定が不要になり、 火災保険の加入も任意となっているため、 選択肢の自由度が高まった一方、 ご自身でリスク管理をする必要性が高まりました。   火災保険料は保険金額と保険料率、 保険期間、地域によって算出され、 長期の火災保険料を一括で支払うケースでは、 木造住宅で10年の保証期間の場合 (東京都、保険金額2,000万円の場合)、 10~20万円程度の保険料が必要となります。   1年契約などの短期契約を結ぶ場合には、 長期の火災保険料を一括で支払う場合に比べ、 その都度の支払い額は少なくなります。   初期の出費を抑えることを重視するのか、 それともトータルの出費を 少なくすることを重視するのかによっても 判断が分かれるところです。   ただし現在、大手損害保険会社各社では、 10年を超える火災保険の 新規契約を停止する方針を固めており、 現在、最長36年の保険契約は、 新規契約では最長10年となりますのでご注意ください。   また、火災保険は建物の評価額に対して 保険金が支払われるため、 15年後、20年後に新築当時と 同じ金額の保険金は支払われません。   火災保険の保険金だけでは、 再建築の資金をまかなえないことがあるため、 再建築の資金を基準として保証する 「価格協定付き火災保険」を採用したり、 火災保険に加えて「家財保険」を 追加しておくことも考えられます。   788a15cd99a73a7dc38aeab41bef1633_s             見落とされがちな火災保険ですが、 保険会社から提案された保険の内容を そのまま鵜呑みにするのではなく、 内容をきちんと確認し、万が一に備えましょう。

2016年10月22日12:00|カテゴリー:ブログ