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デザインにこだわりたいキッチン!住宅の内装制限って何?

 

みなさんこんにちは^^!

従来、コンロなどの加熱調理器具が設備された、
住宅のキッチンは火気使用室と定義され、
火災予防の見地から建築基準法(令128-3-2条~129条)で、
準不燃材料以上の不燃材料で、
仕上げることが義務づけられてきました。

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トレンドとなっているオープンキッチンの場合、
垂れ壁を設けなければ、
キッチンから離れたダイニング空間やリビング空間まで、
準不燃材以上で仕上げるように決められていました。

この改正法規は、戸建住宅だけに適用され、
集合住宅には適用されません。
また従来の内装制限とは並列法規となり、
どちらかをクリアすれば良いということになります。

この告示の適用対象は、加熱の状況が比較的よく把握できており、
ログハウス等の木材を内装に使用している一戸建て住宅において、
一般的に用いられる火気使用設備として、
『こんろ・固定式ストーブ・壁付暖炉・いろり』
に関する技術基準を整理したもので、
囲炉裏のある和室デザインや、
暖炉やストーブを設置したログハウスの内装デザインに、
自由度が増すことは嬉しいですね。

注意したいのは、ダイニングやリビングに向かったオープンキッチンの場合、
コンロバックの立上がり材料や仕上げの規制が従来よりかなり厳しくなり、
不燃認定を受けていない木製カウンターや、
人造大理石のデッキカウンター等が不可となります。

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キッチンはこだわりを詰め込みたなりますが、
規制も考えながら希望を盛り込む必要がありますね。

2017年6月20日12:00|カテゴリー:ブログ