







計画地は市内の買物に便利な住宅街の角地にある。
前面道路は車の交通量、人通り共に多く、住空間と
外部環境の関係性の作り方が大きなテーマであった。
アプローチを覆い被さるように植えられたアオダモから
木漏れ日が落ち住まい手を日々やさしく迎える。
玄関ホールに据えられたスケルトン階段は空間に広がりをもた
らすと共に軽やかに2階へと導く。ダイニングとリビン
グは天井高さを3Mとし、中庭への大きな窓と相まって
明るく開放感のある印象を与える。
内装をグレイッシュにまとめる事により、インテリアが映え、
より空間を楽しめる様に考えた。
採光・通風に必要な窓以外の開口部を中庭に開いた。
外部環境との距離感を確保できない立地条件において、
心地よい住空間を得るための多機能な要素として「中庭」
を捉えることが必要である。
「中庭」を内部と外部とを繋ぐ緩衝(Buffer)空間とする
事で都会の喧騒から緩やかに切り離す。
都市型住宅の1つの在り方を示すことが出来たと考える。